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デマンドコントローラで空調機を制御すると圧縮機を傷めます

通常のデマンドコントローラの強制制御信号でエアコンをやみくもにに強制制御を繰り返すとエアコンの状態によっては傷める原因になることがあると言うことです。
他社デマンドメーカーによっては警報だけで後は人が停止して省エネを図って下さいと言っているところもあります。そう言うメーカーさんは単純に制御すると 問題を起こすと言うことを良くご存知であるメーカーさんだとおもいます。またエアコンのことをよく知らずにやられているところもあります。

実は我々も昔15年も前ですけど、デマコンを製造販売してお客様のエアコンを壊してしまったことがあるのです。
ある時お客様に呼ばれましてエアコンが壊れたけど納入したデマコンが原因じゃないのって言われて、お客様が同席で呼んでおられたエアコンメーカーさんが「そりゃ、制御を何度もいれれば傷めることが起こりますよ」って言われるのですから

 

本当にどうすりゃいいの?

 

こんなことしていれば信用がなくなり商品は売れなくなります。
ましてやエアコン故障がこちらの原因だとすれば補償しなくてはなりませんし、こんなことをしていては会社はつぶれてしまいます。

必死になれば思いが伝わるのか、その後色々とあたってエアコンメーカーの技術者の方や冷凍機メーカーさんからアドバイスを頂くことができました

技術者の皆さんがおっしゃられるには、自然に温度調節で停止しているのと同じような方法でサーモOFFすれば問題がないのではないかと言うことです。

 

そして一番やってはいけないこと
圧縮機が回り出してからすぐに停止させると冷媒ガスが圧縮機にまだ戻ってこない状況の中で停止することになり、冷媒ガスには潤滑油も入っていてそれらも戻らない状況で停止すれば焼き付けをおこしたり圧縮機に負担を掛けてしまうというものでした。

 

なるほど!

 

エアコンは温度調節機能で圧縮機が停止したり稼働したりしています。
その圧縮機の電圧や電流を計っておけば稼働状況がわかります。
圧縮機の稼働状況がわかればこっちのものですよね。

 

だったら

 

温度調節で停止していた圧縮機が再稼働したときすぐに制御に入らないように監視して一定時間安定させてからであれば制御しても大丈夫だということです。
圧縮機の稼働状況を監視し安定している状況であれば制御して送風状態にしても問題がないと言うことで、やさしく省エネを図ればよいということなんです。

これらを絶対条件にして制御してやれば安心と言うことです。
別な言い方をすれば圧縮機保護機能付き制御をしているかということになります。

エコプランの一連のエアコン制御機器は過去の痛い経験から生まれたものです。

 

そして

30分というデマンド時限(デマンド計測時間)内に各エアコンの状況に合わせ計画的に安全なタイミングで圧縮機を保護しながら制御し送風状態にすることでエアコンの90%の電力を使用する圧縮機の使用電力量を削減し結果的にデマンドも確実に下げてしまいます

つまりデマンドが上がりそうだからエアコンをやみくもに強制制御するのでなく、計画的にエアコンの使用電力量kWhとデマンドkWを削減して両方のメリットを得ようとするものが当社の製品です。

 

監視すると言うことはもう一つプラスメリットが出てきます。
1台づつ圧縮機の稼働状況つまり電流値を見ながら制御しているので
個別の使用電力量も計れてしまいます。さらに個別のエアコンの省エネ制御電力もわかってしまいます。

空調機全体の使用電力量だけでなくエアコン一つ一つの使用電力量と削減量、稼働時間や制御できた制御率などをエクセルに落として表にすることも出来てしまいます。

これって付けっぱなしになっていたり、どこが残業で夜中までやっていたかなどわかってしまいます。
でも大丈夫です。深夜はカレンダー機能もあり送風しか廻らないようにも出来てしまいます。
体のためにも節電のためにも深夜残業はやめましょう!ってね

一般のデマンドコントローラはデマンドが上がるから一斉に止めてしまおうということでしたので室内温度環境にも厳しい物でした。
我慢が出来ずに結局制御解除になっていたり、役に立っていなかったり、
警報だけで人がエアコンを何度も停止していると注意散漫で仕事自体がはかどらないことがおきたりで効率が落ちてはなんにもなりません。

制御は安全に傷めず自動で知らないうちに個別に時間がづれて制御され送風状態になっており知らないうちに解除され元の状態に戻っている。それで15%デマンドが下がって省エネになっているのを標準的にご提案しているのです。

 

15%制御って実際は30分に1回、4.5分ほど送風状態になっています。制御する以上冷房時では平均温度で0.2~0.5℃ほど上昇します。
瞬間的には1℃ぐらいあがりますがちょっと暑くなり始めたらまた冷たい冷気が出てきて温度を下げてくれます。そんなイメージが15%制御設定なのです。
でもこの15%って実に大きいのです。

でも現場によればちょっと暑いなと言うことであれば制御時間をもう少し短く設定してあげればよいのです。また個別に設定を変えてあげればいいのです。

インバータエアコンであれば制御時に40%稼働のアンロード運転などの設定が出来る場合もあります。現場に合わせ調整して上げれば良いと思います。

 

我々はエアコンの制御は15年もやってきております。
いろんなケースに遭遇して来ました。

でも一つ一つ解決し対応してきたので
お客様がお客様をご紹介頂いたり
いつのまにかエアコンメーカーさんの工場にまで納入させて頂いております。

どうしてもデマンド監視が重要なお客様や省エネデータを重視され
日常の監視が必要であれば中央監視システムにバージョンアップ
も可能なのです。
REMS-NETシステムにシステムアップすれば
色々なことが可能となってきますよ。

エアコンは色々なメーカーさんもあり何万種類とあります。
中には改造されている場合もありますよね。

なにはともあれ経験豊富な当社におまかせください。