工場の電力削減への取り組み方を事例から考えよう!まずは設備の見直しを
目次
工場の電力削減でお悩みなら、エコプランがご提案する省エネ制御装置「Be ONE」をご検討ください。工場をはじめ、これまで多くの導入実績や事例詳細がございます。
こちらでは、新電力とデマンドコントロールによる電力削減をご紹介。また、稼働時間の見直しや照明設備の見直しによる電力削減についても解説します。工場の電力削減には、設備から見直すことが大切です。これらの事例を参考にして、工場での電力削減にどのように取り組めばよいのかを考えていきましょう。工場全体で一丸となって電力削減に取り組むことが、省エネへとつながります。
省エネ制御装置「Be
ONE」は、効率的なデマンドコントロールにより、業務用エアコン・空調機・冷凍機などの電力削減を実現。エアコンや冷凍機を個別に360日間の削減データを記録保存し、省エネ効果の「見える化」も行えます。お電話やFAX、お問い合わせフォームより、ご依頼・ご質問を受け付けておりますので、工場の電力削減をご検討の際は、お気軽にご連絡ください。
工場での電力削減への取り組み方を2つの事例で見ていこう!
これまで、電力削減のために多くの工場で様々な取り組みが実践されてきました。こちらでは、その中でもとくに効果が見られた事例、新電力を用いた電力削減とデマンドコントロールによる電力削減についてご紹介します。
それぞれどういった内容の電力削減を狙った取り組みなのか、自社でも実践できる方法なのかを踏まえながら検討してみてください。
注目の新電力を用いた工場の電力削減
工場では、一般的な住宅やお店などと比較しても大量の電気を消費します。電気代が気になる場合は、新電力へと切り替えることによって、大幅なコストダウンの実現が期待できます。
最適な電力会社やプランを選択しなければならないので、十分な検討が必要です。新電力への切り替えがおすすめの理由として、コストをかけないで電気料金の削減ができることが大きいでしょう。
新電力とは電力自由化によって新規参入した電力会社のことで、より安い電気料金を提示する電力会社を自由に選択できるようになったのです。
大手の電力会社や地域の新規参入の電力会社から、最適な会社やプランを検討してみてください。契約する際には、電気代の安さだけに注目するのではなく、途中で倒産や撤退することのないよう安定性や将来性も確認することが大切です。
工場の場合には使用する電力が多ければ多いほど、新電力に切り替えるメリットが大きくなります。電力量の多い場合には、ぜひ検討してみてください。
デマンドコントロールシステムを用いた工場の電力削減
そもそもデマンドコントロールシステムとは何かをご説明いたします。
デマンドとは、30分間に使用する平均的な電力を言います。平均値なので30分間の中で前半に多く電力を使用しても、後半で抑えることができれば平均値は下げられます。デマンド値は、毎月の電気料金を決める重要な数字なのです。
電気料金の内訳は、「基本料金+電力量料金+消費税」です。この基本料金の部分にデマンド値が関わってきます。意外と知られていないのが、基本料金の内訳です。基本料金は「単価×契約料金(最大デマンド)×力率割引」となっています。最大デマンドとは、過去1年間で最も高くなった時間のデマンド値のことです。
つまり、基本料金はその月の使用量が少なかったとしても、過去1年間にデマンドの高い時間帯が存在すれば、それを元に計算されて基本料金が高くなってしまうのです。30分間の使用電力量が過去1年間よりたった一回でも多くなった場合、次月から1年間は基本料金が高くなるという仕組みになっています。
わずか30分だけ電力を多く使ってしまったために、1年間基本料金が高くなってしまうというリスクを回避するのが、「デマンドコントロールシステム」です。
超えてはいけないデマンド値を設定しておくと、超えそうになったときにアラートを発したり、自動的に使用電力を抑えてくれたりします。アラートを発して手動で電力負荷を制御する仕組みをデマンド監視と言い、自動で使用電力を抑える仕組みをデマンドコントロールシステムと言います。
デマンドコントロールシステムはすべての電力に制御をかけるわけではなく、使用を制限しても問題のない空調を対象にするケースが多く見られます。何を制限するのかあらかじめ設定できるため、工場の製造機器など重要な機器には影響がありません。
デマンドコントロールシステムの導入には多少費用がかかりますが、システムを導入するだけなので、機械や工事が必要な電力削減の対策と比べれば費用が抑えられ費用対効果がよいと言えます。
一般的な自動デマンドコントロールシステムは、設定したデマンド値が予測計算で超えそうになると設定した空調機の制御を行うので、一斉に停止されることにより室内温度が思う以上に変化したり、空調機の状態監視をしていないと空調機を傷めてしまうことがあります。
当社では、空調機の稼働状況を監視しながら傷めないように最適なタイミングでそれも各空調機をバラバラに制御していきますので、室内温度の変化が軽減されており、快適性も維持しながら制御されるシステムを提供しております。
工場の電力削減のため設備から見直そう!
省エネを実践するためには、新電力やデマンドコントロールシステムといった新しい要素の採用も効果的ですが、今使用している設備の見直しも必要となります。思わぬ形で電力が無駄に消費されており、電気料金が増えてしまっている可能性があります。
また、工場で省エネを行う場合には、そこで勤務する従業員の理解と協力が不可欠です。どんなに電力を抑えるシステムを導入しても、従業員の協力が得られなければ活用できずに電力をムダに消費してしまうこともあるでしょう。業務に支障をきたさない範囲で設備の使用を見直すことは、大幅な電力削減につながります。
【ケース1】稼働時間見直しによる工場の電力削減
工場によっては、24時間稼働している場合もあるでしょう。一方で、中には「夕方まで」や「夜間から」など、稼働時間が限定されているケースがあります。電力料金は常に同じ金額が発生するわけではなく、時間帯によって変動します。
夜のほうが電力料金は安いため、昼間ではなく夜間での稼働に比重を傾けることで、電気料金の削減が期待できます。ただし、昼間ではなく夜間での稼働に移行すれば深夜手当や時間外手当など人件費が発生するため、削減できる電力料金と両方を確認しながら決めなければいけません。
時間帯だけではなく、季節による稼働時間の見直しも効果的です。夏場は室温が高いため、どうしても空調にかかる電力が多くなってしまいます。夏場だけまだ暑過ぎない早朝からの稼働にしたり、夜間にシフトしたりといった検討をしてもよいでしょう。
このように、電力を多く使用してしまうタイミングを見直し、避けることをピークカットと言います。電力を多く使用してしまうピークの時点におけるデマンド値を見直すことで、契約電力と基本料金の削減が期待できます。
【ケース2】工場の照明見直しによる電力削減
消費する電力だけでなく、使用している照明設備を見直すことによっても、電気代削減に大きな効果が期待できます。節電効果が最も期待できる照明は、電球からLEDに取り替えることです。
LED電球は通常の蛍光灯と比較すると販売価格が高いですが、最近では海外で作られた低コストで購入できる設備も頻繁に見かけるようになりました。しかし、早く切れてしまったり信頼性が懸念されることもあり、国内で製造しているLED電球を使用したほうがよいと思われます。最近では工場向けに耐塩害,耐薬品,耐振動、そして製鉄所向けに100℃にも耐えられる水銀灯タイプのLEDも開発されていますのでご相談ください。
実際にLED電球へ取り替えるのであれば、部分的にではなく大量に購入して工場内におけるほぼすべての電球と取り替える必要があります。取り替えが困難だと判断される場合は、我々のような工場での経験豊富な電気工事業者へ相談をしてみてください。
LED電球は、これまでに使用されてきた電球と比較すると熱放出が少ないため、空調にかかる電力の削減が期待できます。また、寿命もはるかに長いので、永い目で見ると電力やそのほか様々な観点において確かなコストダウンが可能です。
加えて、従来の電球のように赤外線や紫外線が出ることがほとんどないため、長時間照明の光に当てられても退色や変色する心配はありません。作業を行う場所に合わせて、白昼色や電球色など光の色の種類も自由に選べます。
節約できる電力について、具体的に消費電力で比較してみましょう。これまで工場などで使用されてきた400Wの水銀灯と同じ程度の光量が期待できるLED照明で比較してみます。
- 104W(LED照明+安定器電力)×15(時間)×30(1ヵ月)=4万6,800W
- 415W(水銀灯+安定器電力)×15(時間)×30(1ヵ月)=18万6,750W
LED照明と水銀灯を1日15時間、1ヵ月同じように稼働した場合です。およそ25%の電力削減が期待できます。
LED電球への取り換えは、どの工場でも取り組める節電方法です。
また、現在設置されているすべての照明を使用するのではなく、ところどころ電球を外して照明が点かないようにする「照明の間引き」という方法もあります。節約できる電気代は、それほど効果は期待できないものの、点灯しない照明があることで節電していることが目で見て理解できるので、従業員の節電への意識を高める効果があります。
工場で電力削減に取り組むならエコプランに相談を
1日の間に大量の電力を消費する工場では、少しの取り組みによって大幅な電力削減が期待できます。新電力の導入は、新たに大掛かりな設備を稼働させるわけではないため、手軽に始められます。それでいて大幅な電気料金削減でも期待できるおすすめの方法です。
加えて、昨今注目を集めているのがデマンドコントロールシステムの採用です。使用する電力のピークに対してアプローチを検討することで、大幅な電力削減が期待できるでしょう。もし工場の全体エネルギーの30%が空調設備負荷であれば、それをデマンドコントロールシステムで15%削減すると全体エネルギーの4.5%も削減できることになります。エネルギー管理指定工場での毎年1%削減目標がクリアきることにもなります。大きいと思われませんか。
ましてや当社のご提供するデマンドコントロールシステムは、デマンド削減はもとより空調設備の使用電力量削減を目指したシステムですので、工場のCO2削減目標に貢献できます。設備予算に合わせて順番に増設していく方法も可能です。そういうことから、結果的に中小工場だけでなく大手工場でのリピート採用が格段に多いのです。
また、新電力やデマンドコントロールシステムの導入だけでなく、設備の見直しも非常に効果的です。不要な電力消費を減らせられれば、それだけで電力削減や電気代の削減が期待できます。工場で電力削減などの省エネに取り組んでいくなら、まずは簡単にできることから始めてみましょう。従業員の意識改革を行い、工場全体で省エネを目指せる環境をつくることが重要です。
エコプランでは、設備に無理を掛けず効率的なデマンドコントロール方法により、業務用エアコン・空調機・冷凍機などの消費電力を削減する省エネ制御装置「Be
ONE」を製造・販売しております。30分間の使用電力を削減するため最大デマンドkWも下がり、使用しない月においても支払わなくてはならない電気代の基本料金が、年間通して低減します。そして本機の5年間の長期保証もご用意しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
工場の電気代削減対策ならエコプラン
社名 | 株式会社エコプラン |
---|---|
設立 | 平成13年8月23日 |
資本金 | 1000万円 |
代表取締役 | 山田哲也(Tetsuya Yamada) |
大阪本部 |
〒540-0037 大阪府大阪市中央区内平野町2-1-9 シグナスビル6F TEL:06-6949-8210 FAX:06-6949-8220 |
本社 |
〒460-0008 名古屋市中区栄1-29-19 ヤスイビル6F TEL:052-253-7126 FAX:052-253-7127 |
関東営業所 |
〒341-0044 埼玉県三郷市戸ケ崎3-233-1-102 TEL:048-960-0361 FAX:048-960-0362 |
取引銀行 |
三井住友銀行 梅田支店、南森町支店 三菱東京UFJ銀行 星ヶ丘支店 名古屋銀行 本店営業部 |
業務内容 |
エアコン・冷凍機用省エネ制御器Be ONE、REMS-NETの製造・販売・取付工事 省エネルギー・環境整備に関する機器販売・総合コンサルティング 各種省エネ制御機器・制御プリント基板・機械制御盤の開発・製造・販売 機械器具部品販売・取付工事・輸出入 |
取引先 | NTN/東海理化/三菱電線工業/日本触媒/松尾製作所/ニチアス/トーアス/エクセディ/ライオン/ニチレイ/双葉産業/ユアサ商事/扇港電機/スギモト/エバオン/富士古河E&C/大冷工業/柿本商会/豊田共栄サービス/エスケイエム/NTTファシリティーズ/モリタニ・ダイキン/三冷社/守谷商会/英和/エネ・ビジョン/リックス/マイクロサーカス(敬称略) |
マップ
大阪本部
〒540-0037 大阪府大阪市中央区内平野町2-1-9 シグナスビル6F
本社
〒460-0008 名古屋市中区栄1-29-19 ヤスイビル6F
関東営業所
〒341-0044 埼玉県三郷市戸ケ崎3-233-1-102